7月23〜25日まで寛容の心を育む事をテーマに『Global Tolerance with Music 2010 at USJ』が、大阪、ユニバーサルスタジオジャパン特設会場で開催されました。今回の音楽祭は Tolerance（寛容の心）をテーマに、音楽を通じて伝える啓発活動として開催され、またそうした心で世界の問題に関心を深めようと『ハイチ復興支援活動』も同時に行われました。連日36度を超える猛暑の中、御参加頂いたアーティストは、3日間で延べ21組（ソロ含む）、御来場頂いた観客数は、延べ25,000人、御協力頂いたボランティア、スタッフ数は延べ100名で 年齢,性別,国籍,音楽 のジャンルを問わず、相互理解と敬意を持って相手と接する事の大切さを意味する"寛容の心"を再認識する音楽祭となりました。

 

また式典には、ハイチ共和国政府を代表してハイチ共和国大使にご参加頂きました。
大使より、街はまだまだ瓦礫の山と化している事、震災被害者は、その殆どの方々が未だにトイレやシャワーも無い簡易なテント暮らしを強いられている事、フィジカル面だけでなく、メンタル面（特に子供達の心のケア）が急務である事など、『ハイチの復興支援は始まったばかりです！』との現地からのメッセージを伝えて頂きました。

ハイチ共和国大使からのメッセージ
私は、2010年1月12日に母国を襲った地震による全ての被害者、生存者、そしてこの歴史的な災害に直面する全てのハイチの人々と政府を代表し、御挨拶させて頂きます。この災害で30万人が亡くなりました。 そして今なお、100万を超す避難民がハリケーン等の被害に直面しながら粗末なテントで生活しています。全ての人々の命は弱り、精神や心は傷ついています。 特に震災被害に遭った子供達の心のケアは急務となっています。地震発生直後から、日本からは多くの御支援を頂きました。 悲劇の翌日には、私達を救うために支援にやってきてくれました。様々な寄付や物質的な支援のほか、精神的にも支えられています。現在、私達は勇気と強固な信念、素晴らしい未来への希望を持って母国の再建に取り組んでいます。

現実的には、ハイチ復興には何年という月日を有するでしょう。ハイチの復興支援は始まったばかりです。政府を代表し、皆様に心から御支援のお願いを申しあげます。

ハイチ共和国大使　　　　　　　　　　　　　  
Jean-Claude Bordes (ジャン クロード ボード)

今も世界では紛争や貧困が続く要因の一つに、人々が互いの違いを認め合い、寛容の心で対話を進める努力を怠っている事が挙げられます。 人間という家族が共に平和に暮らしたいと願うなら互いの違いを知り、受け入れ、寛容な心で相手と接し、対話を進める努力をしなければなりません。式典では、バン・ギムン国連事務総長のメッセージ、ノエル Ｊ.ブラウン国連の友代表のメッセージが読み上げられました。

【Global Unity Awards, presented to BIGBANG】
ハイチ共和国は2010年1月12日に起こった震災で未曽有の惨事となりました。
BIGBANG は、直ちにハイチの復興支援に立ち上がり、今春に行われたコンサートで心温まる寄付活動を行ってくれました。
そのような素晴らしい貢献は、寛容の心を示すものであり、世界中の人々を結び付ける事を促進する尊い活動であり、 多くの人々を感動させる行いです。
こうしたBIGBANGの活動を高く評価し、国連の友より Global Unity Awards をBIGBANGに贈呈しました。

BIGBANGメッセージ
『大変、名誉な賞を受賞出来ました事をメンバー一同、誇りに思います。私達BIGBANGを愛してくれる総てのファンの皆様に、私達を愛してくれる様に、世界中で助けを求めている人達にも、その愛を届けて下さい！！』

25日には、超新星のメンバーへ国連の友より『Global Harmony Awards』が授与されました。

【 Global Harmony Awards, presented to CHOSHINSEI 】
近畿ツーリストとの共同プログラム「まつり いん ハワイ」への参加など、国際的な文化交流は、世界の調和と対話を促進するに重要な役割を担っています。こうした超新星の活動を高く評価し、国連の友より Global Harmony Awards を超新星に贈呈しました。

超新星からのメッセージ
『皆様のお陰で、この様な名誉ある賞を頂けました。これからも超新星は国際交流を積極的に行なって行ければと思います。』