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『ECHOES 連帯の日 TOKYO2011』のライブ開催が決定!


『ECHOES 連帯の日 TOKYO2011』ロゴ

2011年12月22日(木) 東京都渋谷区のSHIBUYA-AXにて、
国連の友Asia-Pacific共催『ECHOES 連帯の日 TOKYO2011』のライブ開催が決定しました!


 INTRODUCTION

ECHOES_PHOTO 80 年代。バブルに踊った時代。1つのバンドが生まれた。
ECHOES。
彼らはアンチテーゼの旗を掲げ刺激的なステイタスを確立した。しかし惜しまれつつも、91年に解散。バンドリーダー辻仁成が97年に芥川賞を受賞し、さらに映画監督や脚本家など、音楽以外のフィールドでも活動している事は、ご存知のとおりである。

そして3.11。東日本大震災。原発事故。
辻は「自分にできる事」を積み重ねた。福島にも足を運んだ。絵本、エッセイ、脚本、新曲を書き下ろした。そんなある日、被災地のファンからECHOES復活を望むつぶやきが、辻のツイッターに飛び込む。あの頃書いた歌詞を顧みる。作詞した辻本人が驚くほど、そこにあったメッセージは、今この時代にも通じるものだった。フランス在住の辻が東京在住のギタリスト伊藤浩樹に連絡。秋田在住のドラマー今川勉、鹿児島在住のベーシスト伊黒俊彦も賛同。オリジナルメンバーによる20年ぶりのワンマンライブが決まった。

しかし、彼らは音楽業界のシステムに頼らず、ライブハウスのブッキングからリハーサルスタジオの予約まで自力での作業を貫く。そのライブは9月4日、福島県にあるライブハウスC−moonに決定。
「連帯の日」と名づけられた。もちろん前売りチケットは即完売。
辻は言う。「連帯を諦めていたり、忘れていたりする人達に連帯を呼びかける事が、4、50代になった我々の最後の仕事かもしれない。」

 こうしたECHOESの動向が国連NGO「国連の友アジア・パシフィック」との出会いにつながった。両者は「今、音楽の力を信じるとき」という認識で一致。より多く、より拡く、メッセージを発信するため東京でも「連帯の日」開催という意義の大切さを共有した。
 国連の友アジア・パシフィックの事務局長は言う。「甚大なる被害を受けた30ヵ所の市町村と180ヵ所以上の避難所を回ってきました。今も苦しんでいる 現地の方々に、頑張れ、希望を持て、安易にそう言ってはならないと思っています。では、どうすれば良いのか!? 正直その答えはまだ見つかっていません。これからも探し続けなければならないでしょう。その探し続ける友の一人としてECHOESに、辻仁成さんに出会えたのだと思います。」

 辻も言う。「僕も探しています、この「連帯の日」の行き着く場所を。僕なりの答えを。ただ、今言える確かな事は、今こそ音楽の力が必要なのだ、という事。希望も未来も今すぐには見つけられないかもしれないけれど、希望と未来がなければ人間は生きていけない。その事を思い出させてくれる力が音楽にはある と信じています。」

 12月22日、東京SHIBUYA-AX。ECHOESがステージに立つ。世紀は変わり、政権が変わり、世相も変わっても、ロックンロールに酔いしれる喜びが変わらない事を、彼らは示してくれるだろう。
(文:藤井徹貫)
■公演概要はこちら → 95通のメッセージ→
■ECHOES連帯の日 福島ライブレポート → 110通のメッセージ→

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