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『国連の友/日本プロ野球名球会 被災地支援活動』Vol.2

国連の友/日本プロ野球名球会ロゴ

2012年6月10日、「心のケアー」を目的とした支援活動 ”FOUN Sing for Smile Program” に日本プロ野球名球会から今回は山田久志理事と岩手県陸前高田、大船渡市の被災地に入りました。

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先ず、甚大な被害を受けた陸前高田市に向かい戸羽太 陸前高田市長と共に旧市庁舎(市庁舎跡)等を視察しました。戸羽市長より震災から1年3カ月を経過しても、復興・復旧にはまだまだ時間と支援が必要であることの説明と子供達の「心のケアー」の必要性を訴えられました。

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更に戸羽市長より「陸前高田市だけでも、40数名の震災孤児がいます。多くは親戚等に引き取られていますが、新しい環境に大人も子供達も慣れたとはいえません。また他の被災した子供達は一見笑顔を取り戻したように見えても、その心に大きな傷を抱えています。子供達には”夢をあきらめないで欲しい”と願っていますが、精神的に支えるものが必要なのです。この陸前高田市を中心に岩手県は野球が盛んな地域です。そんな地域で、誰もが憧れ、誰もが応援した名球会の方々が直接お見えになり、子供達と交流を持ってもらえることは何よりの支えになりますし、大人達の心も高揚するはずです。」とのお話を頂きました。

山田理事からは「今回、被災地の現状を目の当たりにし名球会としても、もっと被災地に足を向けて現実を直視する重要性を再認識しました。名球会として可能な限りご協力させて頂きます」と話されました。

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次に大船渡市役所に向かい、大船渡市長を訪問致しました。

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戸田公明 大船渡市長からは、事業・土地活用の復興計画の説明等を受けました。更に「心のケアー」の重要性と必要性に関し、以下のお話を頂きました。

Photo_05 「3月11日に被災し、ガレキの山に阻まれ、ようやく避難所巡りが出来たのは14日でした。最初の1週間は水・食料・毛布等の物資に困窮しておりました。2〜3週間目はガソリンでした。4月上旬になると生活水準の向上と並び、「心のケアー」が大きな問題となりました。
しかし、「心のケアー」はモノと違い、人生をかけて癒していかなければならず、家族を失った哀しみ、辛さは一人で克服できるものではありません。現在市内39カ所の仮設には生活支援員を1名置き、毎日1回部屋をノックする活動を行っていますが、まだまだ充分ではありません。

大人も子供も被災者には”心トキメク”助けが必要です。
例えば、子供達はプロ野球選手に握手してもらうだけで未来に夢が持てる様になります。名球会の皆さまのご訪問は多くの子供達、大人達の心を躍らせるものであると確信しております。」

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戸田市長のお話を受け、山田理事からは「私は縁あって社会人野球を通じて釜石に3年お世話になりました。岩手の方々の忍耐強さ、優しさを充分に知っております。微力ながら名球会のメンバーとして、また一人の人間として尽力させてください。」と継続的な支援を約束されました。

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大船渡市役所を出発した後、現在カラオケカーの設置されている黒土田仮設住宅を訪れ、集会場に集まった仮設入居者の方々との交流会を開きました。

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山田理事は野球を通じて味わった挫折の歴史、人との出会いで齎された人生の転機の話等をユーモアを交えて話し、「現在もご不自由な生活をされている皆様ですが、この仮設での出会いが後々人生に大きな意味を齎すのではないかと思います」という言葉には、仮設集会場いっぱいの参加者から拍手が起こりました。最後に「私は人生の中で良い出会いを繰り返し、恵まれてきております。皆様との出会いもその一つです。皆様にお会いする為に必ずまた来ます」とメッセージを送られました。

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その後、大船渡市で唯一残された野球グラウンド(三陸総合運動公園)に隣接した綾里小学校に向かい、綾里はまっこスポーツ少年団と綾里中学校野球部の少年達にエールを送られました。

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また山田理事から、イチロー選手の例(道具を大切にすることは、仲間や周りの人を大切にすることにつながる等)のお話に、会場に集まった野球少年達は心ときめかせながら熱い視線を送っていました。

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引続き国連の友と名球会は、被災地共同支援活動を毎月行って参ります。

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