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セラピードッグとは、触れ合いや交流を通じて病気やケガまたは精神的な痛手を受けた人の不安を減らし、気力を高め心と体を癒す働きをする高度な訓練を受けた犬たちです。
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もともとは第二次世界大戦時にアメリカ軍の戦地で捨てられていたヨークシャー・テリアを軍人が拾いそれをストレスを抱えた他の軍人たちの癒し、余興として使いました。それを見たメーヨー・クリニックの医師が病院などに一緒に連れて怪我した軍人などの治療補助としたのがきっかけです。
その後イギリスの看護師が、身体障害のある子どもたちや高齢者のセラピーとして有効だとして1982年、非営利団体TLZ:Tender Loving Zooを立ち上げ、欧米では広く知られることとなりました。
ゴールデン・リトルリバーがセラピードッグとして使用されることが多く、被災地でのうつ病やPTSDからの改善例が報告されています。
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@セラピードッグと触れ合うことで、ストレスの
緩和・精神的安定をもたらす効果があります。
Aセラピードッグは人間よりも体温が高いため、
抱きしめると安心感があります。
Bセラピードッグは人間の気持ちや言葉を理解
します。
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また相手の立場をわきまえて行動できるため、特に教育されたセラピードッグと接することで、
人間関係などのストレスから解放され、心を癒す効果があります。
Cセラピードッグは、人間に対して従順である。そのため人間は気持ちの支えとすることが容易です。
D米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが、ストレスを感じた時に分泌される
ホルモン「エピネフリン」は、セラピードッグと接した患者では17%も低下、ボランティアだけと
接した患者の2%以下を大きく上回りました。
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【セラピードッグの効用】
セラピードッグとのふれあいを通じて、病気や怪我などで痛手を受けた人の不安を減らし、
気力を高め、心と身体を癒す治療の事を言います。
【セラピードッグとの会話】
しゃべれない犬との会話ですが犬は、3歳の人間の言葉程度は理解しています。
やさしく語りかけて下さい。ちゃんと聞いているのです。
【治療方法】
医学では治療できない人間の心の部分をセラピードッグは理解できると言われています。
認知症の患者さんが、セラピードッグとのふれあいの中で愛情や慈しみなどの感情がよみがえれば
生活がより楽しく豊かになり、認知症の進行を遅らせることもできるといった事例も多くあります。
【医学的な効果】
セラピードッグに触ることによって、高血圧の人の血圧が下がったり、動かなかった手が少しでも
動くようになったなどの経験談があります。欧米では小児医療にも利用されています。
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『サモエド犬とは』
シベリアのサモエド族と生活をしてきた犬。
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@抱きしめると重量感と安心感があり、他犬にはない関節の特殊性により、上手に抱きしめた側に体を合わせて
くれます。どの方向から抱きしめても対応できる体になっています。(抱き心地がいい)
*関節の特殊性:人間の女性と同じく、関節が柔軟にできており、抱きしめた側の骨格に合わせる特性が
あります。これは犬種の中でも希です。
A毛皮が2重構造になっているため柔らかさと弾力性があり、ぬいぐるみや他の犬種や動物にはない心地よさを
与えてくれます。
*産地がシベリアでもあり、雪原で遭難したときに、逆に主人を抱きしめて体温の低下を防いでくれます。
B耳や尻尾を触っても嫌がりません。
動物にとって耳や尻尾は敵から身を守るための大事な部分であるため、触れられることを極端に嫌います。
しかしセラピードッグに選ばれたサモエド犬は、まったく嫌がることなく、あらゆる要求に応えてくれます。
(エルシド、ロレンスは特にその傾向が強いです。)
Cエルシドならびロレンスは、世界チャンピオンの血統ということもあり、他のサモエド犬と比較しても、
その容姿、体格、性格は比較にならないほど優れています。
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